2024年12月12日木曜日

【「競争」と「自己肯定感」】











 


「生まれてきてくれてありがとう」

「生きているだけで嬉しい」

というメッセージは

その人の「自己肯定感」をはぐくみます


逆に

「お前なんかいない方がましだ」

という言葉は精神的の

「殺人」に匹敵する言葉です


後者の言葉が出てくる背景には

「人と比べて劣っている」

「社会的に役に立たない」

「自分の価値観に照らすとイライラする」

と感じた時に発せられることが多いものです


学力、学歴、収入、職業などで

「上か下か」「勝った負けた」など

競争をイメージすることが

自己肯定感を下げてしまいます


「○○をするお前は可愛い。しないお前は可愛くない」

などの言葉はその人の存在を否定することになります

2024年11月10日日曜日

【「やる気」という言葉について】





 テレビCM

「やる気スイッチ」

という表現を使う会社がありますよね。


皆さんは「やる気」とは

どういうものだと思われていますか?


「やる気」とは

これを実行したい!

あるいはこの結果を出したい

という「思い」や「気持ち」のことだと思います。


人はだれでも

「どうでもいい」

「関心がない」

と言う場合は行動しません。


では「何とかしたい」という強い思いがあれば

必ず行動するのでしょうか。

そうではありませんよね。


〇関心がない人に「ちゃんとやれ」「やる気を出せ」

 は無意味です。

〇やろうと思っている人に

 「やらなあかんよ」は逆効果です。


いずれにしても

「やる気」

という言葉は役に立たないので

使用禁止だと考えております。

2024年9月20日金曜日

【どの言葉を使うか】

 











言うまでもなく、世代や職業、

価値観などによってその人が使用する

「言葉」は異なります。


カウンセリングではなるべく、

相手の方が使った言葉を使って話すことが重視されます。


とくに

「はらはら」

「いらいら」

「ドキドキ」

「もやもや」

などのオノマトペは

その方のイメージの言葉なので、

具体的な内容は理解するのは困難ですが、

同じ言葉を使用することである程度の共有が可能です。


親子や家族であっても

「気持ち」を理解することは簡単にはできないのですが

「わかろうとする姿勢」は重要です。

そのためには「同じ表現を使う」

ということを意識してみてください。

2024年7月7日日曜日

【自分で決めるということ】


神戸セミナーでは、「内発的動機」と

「自ら納得して決める」ということを重視しています。

しかし「自分で目標を決める」というのは

それほど簡単なことではありません。


以下の条件が必要になるのです。


    好奇心、興味関心があるものが多いこと。

    自分で考えて選ぶ癖があること。

    周りに依存せず自ら決断できる勇気があること。


興味があることをやろうとしても

「それより勉強」などと言われることを繰り返すと、

好奇心を持てなくなります。


親や教員に言われたことを

疑問に思わず従ってきた人は、

②も③も身についていないことが多いのです。


時間をかけてそういうことに

慣れていただくことを目指しましょう。

2024年5月15日水曜日

【非認知能力】

 



最近の報道で、

新入社員が連休明けに退職する人が多い。

会社に申し出るのも嫌なので

「退職代行」のビジネスがある、

と何度も目にします。


か月で退職することや、

自分で申し出もできないのか、

と思われる保護者さんもいらっしゃるでしょう。


「矛盾したことがあってもうまく聞き流す」

「慣れるまでもう少し様子を見る」

「引き止められてもうまく交渉する」

などは学校の授業で習うことはありません。


協調性、ストレスを交わす技術、独創性、

リーダーシップ、責任感、リテラシーなど、

社会人としてやっていく力は

中学、高校、大学などでは

具体的に習う機会が少ないのです。


これらを「非認知能力」と呼びます。

点数や偏差値で表すことができないためこう呼びます。


本校では在籍中にこれらを身につけていただくことを目指しています。

2024年2月15日木曜日

【お子様の将来のために】

 


神戸セミナーは生徒さんの人生が

ハッピーになることを最優先に考えています。

そのためには、

元気を回復し、

人間関係のスキルを身につけ、

自分で納得して

進路などを決められるようになること

が大切だと思います。


学力や大学受験などは

それらを達成するうえでの手段ではないでしょうか。


「受験はうまくいったが元気は回復しない」

では困ります。


元気の回復は常に最優先にするのがおすすめです。

新たな進路が決まった人も、

引き続き神戸セミナーに在籍していただく人も、

元気の回復と御本人の納得を最優先にしてください。

2024年1月10日水曜日

【学歴フィルター】

 

学歴フィルターとは

「入学偏差値が高くない大学の学生は企業に就職の時に採用対象外とされる」

ということです。


結論から言うと

一部の大手企業で実施にそうしているところはあります。


しかし

大量採用する大手企業の一部が

効率的に採用するためにやっているだけで

多くの企業は人材不足のため

そんなことはしていません。


AO入試フィルター」

「中高大一貫エレベーターフィルター」

なる言葉も存在し、

「一般入試を経験していない人材は心配だ」

と考えている企業もあります。


つまり、

採用の基準や方法は会社ごとに異なるわけで

金融機関でも本当にいろいろ違います。

進路決定の際はそういう視点も大切です。